東海道五十三次歩き旅17日目 関宿−水口宿(前編)
2007年12月23日





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今年もあとわずかになりました。
年内に東海道を歩いてしまおうと、今日と明日の休みを利用して第7次の歩き旅を始めます。
今回の歩き旅は、前回ゴールの関宿からスタートします。
前日は仕事の都合から四日市で前泊して、今朝関宿に移動してきました。
天気予報では午前中は雨との予報。
四日市から関への移動中も雨が降っており、雨の鈴鹿越えを覚悟したのですが、歩き始める直前に雨が止み、その後も天候に恵まれたウオークが楽しめました。


関宿から次の坂下宿までは一里半(約6km)。
坂下宿は山の宿場です。絵にも描けないと賞された筆捨山を眺めながら、
緩やかな上り坂を歩くと、やがて坂下宿に到着します。




ここは関西本線の関駅。
写真の列車は、私が乗ってきたワンマン2両編成のディーゼルカーです。
ここに来るまで雨が降っていましたが、今は止んでいます。
天候の幸運に恵まれ、今回はここからスタートします。





関宿の宿場町を歩いています。





書状集箱? これはポストですね。





ここは関宿の出口。西の追分です。
左は大和街道、旧東海道は右手に進みます、。





鈴鹿馬子です。
山の天気は変わりやすいのですね。





これは転び石。
何度移動しても街道に転がってきたとの言い伝えがあります。





旧東海道を歩いています。





コースは国道1号線に変わりました。





左手は山。右手には山間に田畑が広がっています。





たくさんの山々が連なります。
広重の「坂下(阪之下)」に登場する筆捨山はどの山なんだろう。





ここは坂下宿の手前の旧沓掛村です。
沓掛とは峠越えに際してに沓(わらじなど)を掛けて安全を祈願すること。
各所でこの地名を目にすることができます。





沓掛の街並みには歴史を感じる建物が残っています。





田畑の風景です。
左側に国道1号線が走っています。
青空が見えていますが、正面の山にはガスがかかっています。
山の天気が心配です。





五十三次の杭が立っています。
ここは鈴鹿馬子唄会館の手前です。





懐かしい姿の建物が現れました。
ここは鈴鹿峠自然の家です。
元々は昭和13年に建てられた小学校だそうです。





坂下宿に向って緩やかな上り坂を歩いています。





坂下宿にやって来ました。





今は昔、本陣跡は畑になっていました。





坂下宿を歩いて鈴鹿峠に向います。



坂下宿を抜けると西の難所といわれた鈴鹿峠を越えます。
現代の鈴鹿峠はあっという間に歩き切ってしまう山道で、気負っていた私も少々拍子抜け。
当時はどんな山道だったのでしょうか。
坂下宿から次の土山宿までは当時の距離で二里半(約10km)。
鈴鹿峠を越えて緩やかな下り坂を歩き、田村神社の深い杜を抜けると土山宿に到着します。



鈴鹿峠の手前に脇道があります。
東海自然歩道でもあるこの道を歩いてみましょう。
手袋をつけて山歩きスタイルで突入します。





いきなり強烈な階段です。
階段を上るというより、這い上がる・よじ登るといった感じで登っていきます。





山道は細いながらもしっかりしています。





右手の階段を降りて旧東海道に出てきました。
NHKの東海道てくてく旅では、この山道を走っていました。





更に進むと、薄暗い森の中に入って行きます。





片山神社にやって来ました。
ここから鈴鹿峠が始まるといわれています。
右手に進みます。





松尾芭蕉の歌碑があります。





階段を上って行きます。





階段を上るとお茶畑が広がる平らな道に出ました。
鈴鹿峠もここまで。あっという間の鈴鹿越えでした。
難所といわれるだけあって当時はどんな道だったのでしょうか。





鈴鹿峠の万人講常夜燈です。
ここには休憩設備があります。
私もここで一服です。





上の休憩場所から見下ろした国道1号線の風景です。
これから旧東海道は国道1号線に合流します。





滋賀県に入りました。
伊勢国から近江国に入りました。





国道1号線の434km地点です。
ずいぶんと歩いてきました。





山中地区を歩いています。
建設中の第二名神をくぐります。





土山町の旧東海道の標識です。
なかなか凝っていますね。





山中の一里塚公園に到着。
これは一里塚のモニュメントでしょうか。
ここで西側から歩いてきた方にお会いしました。





ここは間宿の猪鼻地区です。
旅篭跡の碑が残る住宅街を歩いています。





田村神社の手前の田村川に架かる街道橋です。
地図には載っていないので新しく架けられた橋のようです。





アングルと橋の形は違いますが、
広重の「土山」はこの橋を渡る風景が描かれています。





田村神社の杜を進みます。





土山宿の入口にある道の駅で休憩します。





焼饅頭をいただきました。
今川焼き・大判焼き風のお菓子でした。





土山宿の入口です。
これから宿場を歩きます。



今回は写真点数が多く、1ページに収まりきれません。
この続きは、後編をごらんくださいませ。

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