東海道五十三次歩き旅16日目 四日市宿−関宿(前編)
2007年12月8日





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今日は土曜日。これから第6次歩き旅を始めます。
本当は、この土日で歩けるだけ歩こうと計画していたのですが、
日曜日に用事が入ってしまい、今日1日だけの歩き旅となりました。
今回歩いた宿場は、四日市宿から関宿まで。
宿場間の距離が比較的短いこともあり、ある程度の宿場数を歩くことができました。
それに今日は暖かかったですね。風もなく、まさにウオーキング日和。
最初はジャケットを着て歩いていたのですが、
だんだんと暑くなり、最後にはシャツの袖をめくって半袖で歩いていました。
とても12月とは思えません。


さて、歩き旅のレポートを始めます。
四日市宿から次の石薬師宿まで、当時の距離で二里二十七町(約11km)。
前回ゴールした諏訪神社をスタートして、商店街や住宅街に姿を変えた旧東海道を歩きます。
やがて伊勢参宮道との分岐点である日永の追分をすぎ、日本武尊由来の杖衝坂を上ります。
その後、国道1号線を歩くと、やがて鈴鹿市に入り、ほどなく石薬師宿に到着します。




始発の新幹線と在来線を乗り継ぎJR四日市駅にやって来ました。
ここから今回のスタート地点に移動します。





今日は前回ゴールの諏訪神社からスタートします。





旧東海道は近鉄四日市駅近くの商店街を通ります。





朝早く、未だ開店前の商店街を歩きます。









商店街を抜けると、近鉄四日市駅近くのビル街を歩きます。






ビル街はほどなく住宅街に変わります。
街道沿いには昔ながらの家屋が点在しています。





おっウオーキングの一団に遭遇しました。
調べてみると近鉄ファミリーハイキングのようです。
ゴールは近鉄四日市駅とのこと。





今歩いてきた道を振り返ると皆さんマナー良く歩いておられます。
同好の士として嬉しくなります。





日永の一里塚跡です。





日永地区を歩いています。





これは、「東海道名残の一本松」です。
当時、ここは松並木だったそうです。
旧東海道の道幅は三間(約5.5m)。
これは今でも変わっていないそうです。





伊勢参宮道と分岐する日永の追分に到着しました。
東海道はこの道を右へと進みます。





正面には日永の追分の石標が立っています。





日永の追分には水場があります。
よほど良い水なのか沢山のペットボトルに水を汲む先客が来ていました。
右側の道標に「左いせ参宮道」とあります。
この反対側には「右京大坂道」とあります。





日永の追分から東海道を歩きます。





近鉄内部線の追分駅前の踏切を渡ります。





紅葉がきれいです。





静かな住宅街を歩いています。





内部川を渡ります。





杖衝坂(つえつきざか)に近づいてきました。
当時を偲ぶ街道筋です。





坂の途中に杖衝坂の石標が建てられています。
その昔、日本武尊が剣を杖にして上ったことが坂の名の由来だそうです。





こちらは松尾芭蕉の句碑です。
「徒歩ならば 杖つき坂を 落馬かな」と季語のない句を詠んでいます。
「杖つき坂が急なので馬から落ちちゃった。徒歩(歩き)なら落ちなかったのに。」
という意味だそうです。





現在の杖衝坂を上っています。
言い伝えほど急坂ではありません。
当時はどんな坂だったのでしょうか。





ここは采女地区です。
旧東海道と国道1号線が合流します。





鈴鹿市に入りました。
旧東海道は左側の道です。
私も左側に進みます。





雰囲気ぶち壊しとお叱りを受けるかもしれませんが、
旅で目にしたものをご紹介します。
鈴鹿市に入り、旧東海道から国道1号線に出るや
「名物とんてき」の大きな文字が目に入ります。
とんてき?豚(とん)のステーキ?なんだろう…
名物に目がない私ですが、心を鬼にして先を急ぎます。
機会があればぜひ食べて見たいですね。





ほどなく石薬師宿に到着しました。





石薬師宿の街道筋は住宅街になっています。





個人のお宅の玄関先にこのようなパネルが設置されています。
右側は、石薬師が生んだ歌人・国文学者の佐佐木信綱の歌です。
街道筋の各所に設置されています。





そして、このような案内図も設置されていました。
とてもわかりやすいです。





こちらは本陣跡です。






石薬師宿の街道を歩いています。





国道1号線を渡っています。
国道の左側に石薬師寺があります。





石薬師寺の山門です。
左右に走る道が旧東海道です。
広重の「石薬師」はこんなアングルの風景でしょうか。





石薬師寺をお参りします。
紅葉がきれいです。





石薬師寺を発って次の庄野宿に向います。
石薬師寺前の旧東海道を歩いています。





ここは宿場のはずれになるのでしょうか。
川のたもとに石薬師の一里塚跡がありました。





一里塚跡を過ぎると団体に遭遇しました。
この方たちはウオークではなく、
史跡めぐりをされているようです。
ご挨拶をして追い抜き、次の庄野宿に向います。



今回は写真点数が多く、1ページに収まりきれません。
この続きは、後編をごらんくださいませ。


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