東海道五十三次歩き旅13日目 藤川宿−鳴海宿
2007年11月4日





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今日は第4次歩き旅の2日目。藤川宿からスタートします。
この時期、日中は暖かいものの朝夕は一段と涼しさが増してきました。
早朝の凛とした空気の中を歩くのは、とても気持ちが良いです。

藤川宿から岡崎宿までは約一里半(6.6km)
まずは藤川宿を散策してから岡崎宿へ向います。
藤川宿は住宅地になっていますが、当時の偲ぶ史跡が多く残されています。
そして、岡崎宿までは旧東海道と国道一号線を織り交ぜるように歩きます。
岡崎は徳川家康生誕の地。その城下であった岡崎の中心街はとても賑やかです。
岡崎城下は、「二十七曲がり」というクネクネと曲がる道を歩きます。
もし一直線に歩けたらどんなにか楽で早いだろうと思いながらも
できるだけ当日の道程を辿ってみました。




今日は藤川駅からスタートします。





朝の藤川宿です。
朝陽が眩しい街道を歩いて行きます。









藤川宿の本陣跡です。
資料館になっているようです。





こちらは脇本陣跡です。
こちらは無人の資料館になっています。
時間が早すぎて内部を見学できませんでした。





西棒鼻跡を歩きます。
西に向う私には、ここが藤川宿の出口になります。





このY字路は東海道と吉良道の追分です。
左が吉良道。西尾市、吉良町方面に至ります。





藤川の松並木を歩いています。
大きな松が並んでいます。





住宅地を歩いています。
所々松並木があります。





国道一号線で乙川を渡ります。
野焼きの煙が昇っていきます。
のどかな風景です。





大平地区に来ました。
江戸町奉行であった大岡越前守が大名になってから
この地(西大平藩)を治めました。
ここはその陣屋跡。
中に入って小休止です。





太平の一里塚跡です。





ここは岡崎城下二十七曲り入口の碑です。
岡崎宿に到着しました。





岡崎宿を歩いています。
道沿いには石の模型と説明パネルが数多く設置されています。





岡崎城下は、他の城下宿と同様にクネクネとした道になっています。
岡崎二十七曲がり。本当によく曲がりました。





曲がり角には、このようなパネルや石標が設置されています。
これが頼りです。





賑わう街並みを抜けると
NHK朝ドラ「純情キラリ」のロケ地になった八丁味噌屋があります。





路地に入ってみました。
黒板の重厚な建物です。





せっかくの機会なので売店で味噌アイスを購入。
なかなかオツな味でしたよ。





矢作川に架かる矢作橋を渡り、岡崎の中心街を見ています。
今は橋の架け替え工事中ですが、
広重の「岡崎」はここからの風景でしょうか。





矢作川を渡り、旧東海道を歩いて行きます。



矢作川を渡り、岡崎宿から池鯉鮒(知立)宿へと向います。
池鯉鮒宿までは、当時の距離で三里三十町(約15km)。ちょっと距離があります。
国道一号線を歩き、安城市に入って旧東海道を歩くと、賑やかだった街並みも田園風景へと
変わっていきます。
広重の絵にも描かれているとおり池鯉鮒は馬市で有名なところといわれています。
このような風景の中で市が立ったのだろうかと、当時に想いをはせます。
やがて旧東海道は知立市に入り、池鯉鮒宿に近づくと立派な松並木が出迎えてくれます。




国道一号線を歩いています。
安城市に入りました。





再び旧東海道を歩いています。
松並木が現れました。





周囲の風景が変わってきました。





これは、永安寺の雲竜の松。
枝が龍のように広がる立派な松です。





松並木の旧東海道を歩いています。





ここは、池鯉鮒宿のかなり手前に位置する猿渡川の田園風景です。
広重の「池鯉鮒」は野原で行われている馬市を描いていますが、
このような風景だったのでしょうか。





猿渡川を渡り、知立市に入りました。
所々で古風な建物を目にすることができます。





来迎寺の一里塚跡です。





知立の松並木を歩いています。





馬市の跡の碑





池鯉鮒の宿場町跡にやって来ました。
すっかり商店街になっています。





問屋場跡が駐車場の傍らに立っています。









知立城址の前を歩きます。
今は小さな公園になっています。





逢妻川を渡ると知立市もここまで。
刈谷市に入ります。



池鯉鮒宿を過ぎて、陽が傾きかけた国道一号線を次の鳴海宿へと歩きます。
池鯉鮒宿から鳴海宿までは二里三十町(約11.1km)、単純計算で約2時間の道程です。
境川を渡って三河の国から尾張の国に入り、名鉄の豊明駅付近で日没をむかえました。
暗くなった旧東海道を歩くと、やがてい有松絞で有名な有松地区に入ります。
昔ながらの建物は、夜の色と同化しながらもしっかりとした存在感があり、目を引き付けて離しません。
実は、この有松こそが広重の「鳴海」といわれています。
車がすれ違うのがやっとの道幅の旧東海道を歩くと、本日のゴール鳴海宿に到着しました。
今回のウオークはここまで。次回は鳴海宿からスタートします。




国道一号線と合流し、刈谷市に入りました。





再び旧東海道を歩いています。
昔の商家のような趣のある建物を目にすることができます。





国道一号線を歩いています。
田園地帯を名鉄の赤い電車が走っていきます。





豊明市に入りました。





ここは、三河の国と尾張の国の境界となる境川です。
ここを渡ると尾張の国に入ります。





豊明駅付近で日没を迎えました。
ほどなく東海道は宵闇に包まれます。





鳴海宿の手前の有松地区にやって来ました。
有松は絞り染めで名高いところ。
沿道には昔ながらの建物が数多く建ち並びます。
ここは鳴海宿ではありませんが、
広重の「鳴海」は、ここ有松を宿場として描いたといわれています。
暗くなって歩くのはもったいない街並みです。





格子から灯りが漏れています。





有松を抜けてしばらく歩くと常夜灯が出迎えてくれます。
ここが鳴海宿の入口といわれています。
鳴海宿に到着しました。





すっかり暗くなった鳴海宿の街道を歩いています。
所々に古い建物が建ち並んでいます。





名鉄の鳴海駅に到着。
今回のウオークはここまでです。
次の機会には、ここからスタートします。