東海道五十三次歩き旅8日目 岡部宿−島田宿
2007年8月20日





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今日から夏休みを利用して第2次歩き旅を始めます。
スタートは、第1次歩き旅の最後で道に迷った岡部宿手前の宇津ノ谷峠からです。
今回は、より分かりやすい地図を入手しての歩き旅です。
季節は真夏。連日厳しい暑さが続いています。
熱中症に注意しながら歩いたのですが、厳しい暑さには勝てず、予定した長距離を歩くことができませんでした。
そんなこんなの道中記ですが、どうぞご笑覧くださいませ。

岡部宿への道には、在原業平ゆかりの蔦の細道(古東海道)や宇津ノ谷峠を越える旧東海道がありますが、私は旧東海道を歩きました。
昼なお暗い宇津ノ谷峠を抜けると岡部川に沿って旧東海道がのびています。
炎天下の旧東海道を歩くとやがて岡部宿に入ります。




宇津ノ谷峠の入口が今回の出発点です。
これからこの道を歩いて行きます。





宇津ノ谷峠の入口には、屋号を掲げた民家が建ち並びます。
とても風情のある風景です。





名物の十団子は鬼退治にちなんでお守りとして売られていたそうです。





昼なお暗い峠道を歩いています。





ここが上り坂のピーク。
これからのんびり坂を下ります。





峠道もここまで。
左側が歩いてきた旧東海道。右側が古道の蔦の細道です。
ある専門書によると広重の岡部宿はこの風景を描いたといわれています。





坂の手前に道標が建っています。





旧東海道を本陣跡に向って歩いています。





どうやら宿場町に到着しました。
ここは旅篭「柏屋」。今は歴史資料館になっています。





歴史資料館からほどなく、小さくたたずむ本陣跡を見つけました。





旧東海道を藤枝宿に向って歩いています。
歴史を感じる街並みです。





こちらでは一定の距離ごとにこれが設置されています。
非常時に木槌で叩くのでしょうか。





松並木の旧東海道もを歩いています。





しばらく歩くと「これより岡部宿」の石標があります。
ここは岡部宿の入口、私にとっては出口になります。
これから藤枝宿に進みます。



岡部宿を過ぎると「従是西 厳村領」と書かれた杭が目に入ります。
ここは、美濃国岩村藩が治めた飛領地で、旧東海道は岩村藩領の横内村を通ります。
そして、所々に松が植えられた旧東海道を歩くとやがて藤枝宿に到着します。




横内村の旧東海道を歩きます。





こちらでは、各家の玄関先などに当時の屋号を書いた札が掲げられています。
ここは、お米屋さだったのですね。





横内村の街道筋を振り返ります。
旧東海道の雰囲気が残る街並みです。





横内村に流れる朝比奈川を渡ります。
私は、この橋の下で小休止。
いやはや暑いです。





松が植えられた旧東海道を歩いています。





須賀神社の大楠です。
高さ約24m、樹齢500年と言われています。





藤枝宿に入ってきました。
街がにぎやかです。





藤枝宿で目にした秋葉常夜灯。4本足の常夜灯は珍しいそうです。





藤枝の上伝馬商店街を歩いています。
広重の藤枝宿は、ここ上伝馬の問屋場の光景を描いたと言われています。





瀬戸川に出ました。藤枝宿もここまでです。
この川を渡る風景が行書版の藤枝宿として描かれていますが、水が流れていない……
ちょうどお昼時。私も土手に座って昼食休憩です。



藤枝宿を発って島田宿へと歩いて行きますが、正午を過ぎてから気温が更に上がってきました。
体温を上げないようにゆっくり歩いているのですが、島田駅の一つ手前の六合駅でダウン。
体調を整えて続きは明日がんばります。




瀬戸川に架かる瀬戸橋を渡り、一路島田宿へと歩きます。





道の脇に石標がありました。
ここは、駿河国田中藩の領地であったところです。





こちらは旧東海道より古い古東海道の石標です。
説明文によると、この道は山の上を通り、大井川の洪水時にも利用されたそうです。





田んぼが広がる風景の中を歩いています。
田んぼの先には東海道線が走っています。





日本橋から51里。約204kmを歩いてきました。





松並木の旧東海道を歩いています。
厳しい暑さの中、松の木陰で休息をとりながらゆっくり歩いています。





コースは藤枝市から島田市に移っていますが、
島田宿まであと一駅という所で、暑さでダウン。
今日はこの六合駅をゴールとして、体調の回復に努めることとします。
明日は大井川を渡ります。