東海道五十三次歩き旅19日目 草津宿−三条大橋(前編)
2007年12月29日

































































































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年の瀬の押し詰まった12月29日、今年もあと数日を残すだけになりました。
年末年始の休みを利用して最後の東海道歩き旅に出発しました。
現在まで歩いている宿場は52宿。
あと一つの宿場を歩いた先には、終着地となる三条大橋があります。
ここまで来れば焦る必要は何もありません。
ゆっくりとした歩みで最後の歩き旅を楽しんでまいりました。


草津宿から次の大津宿までは、当時の距離で三里半六町(約14km)。
昨日から降り続いている雨は小振りになったものの未だ降り続いています。
歩き始めてほどなくして雨も止み、
しっとりとした風景の旧東海道は、やがて琵琶湖の南端を通ります。
そして、歴史を感じる街並みを歩くと大津宿跡に到着します。




草津宿の追分からスタートします。
天気は雨。朝7時ですが薄暗さが残ります。





前回訪れた草津宿の本陣前です。





雨の草津宿。
この道を大津へと歩いて行きます。





街道筋にある立木神社に立ち寄りました。
ここには、1680年に作られた旧追分道標が保存されています。





矢倉橋を渡ります。





酒屋の軒先でちょっと雨宿り。





野路の一里塚跡。
公園として整備されています。





しっとりとした街並みを歩いています。





弁天池を見ながら歩いています。
池の中の島には弁天様が祀られているそうです。





歴史を感じる街並みです。
雨が止みました。
雨具を片付け、身軽になって歩きます。





月輪池の手前に立場跡の石碑が建っています。
当時は、ここで旅人が休息したのでしょうか。





瀬田地区に入りました。
街が賑やかになってきました。





瀬田の商店街を歩いています。





商店街を抜けると瀬田川に架かる瀬田の唐橋を渡ります。
日本三古橋の一つといわれ、
また、幾多の合戦や伝説が生まれた所といわれています。





瀬田の唐橋から南側を見ています。
先に架かる橋は新幹線の鉄橋。
その先に見えるのは京都の山々でしょうか。





瀬田川を渡ると街が更に賑やかになってきます。
これから琵琶湖方向に歩きます。





ビルが建ち並ぶ街中を歩いています。





「歳末大売出し」のノボリを見ると年の瀬が押し詰まったことを感じます。





旧東海道からちょっと寄り道して、琵琶湖の湖畔に出ました。
ここは、大津湖岸なぎさ公園です。
松並木がいい感じです。





なぎさ公園から琵琶湖を望みます。
遠くに近江大橋が見えます。





旧東海道に戻りました。
かつて琵琶湖の南側には膳所(ぜぜ)藩があり、
代々譜代大名が治めていました。
ここはその膳所城の勢多総門跡。
個人のお宅の御玄関先に佇んでいました。





総門跡を過ぎるとかつての城下町になるのでしょうか。
城下町にありがちな道をクネクネ曲がりながら進みます。





大津の街並みは住宅街、商店街になっていますが、
歴史を感じる建物も多く残っています。





右から正面の道に曲がって歩きます。
城下町ならではの曲がり道です。





雨が上がった街道筋のお宅では大掃除の光景が見られました。





こちらは膳所城の北総門跡です。





街道筋にある義仲寺に来ました。
ここには、木曽義仲と松尾芭蕉の墓所があります。
両所のお墓を参拝しました。




更に進むと滋賀県庁が見えてきます。
昭和14年建築の建物です。





滋賀県庁から更に進むと、
現在と昔が入り混じったような商店街を歩きます。





ここは、大津宿の札の辻付近です。
ここで東海道と越前国に至る北国街道に分かれます。
京阪京津線の電車が走っていきます。
ここでは路面電車になるのですね。
大津宿の本陣はこの辺りにあったそうです。



今回も写真点数が多く、1ページに収まりません。
この続きは、後編をごらんくださいませ。

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