東海道五十三次歩き旅9日目 島田宿−掛川宿
2007年8月21日





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第2次ウオークの2日目です。
今日も素晴らしい晴天。しかも暑い一日でした。
あまりの暑さで軽い熱中症にかかってしまい、少し歩いては日陰で休む小刻みウオークで熱中症を最小限に押さえ込むウオークになりました。
そんな訳で予定していた距離を歩くことはできなかったのですが、旧東海道で出会った街並みや風景は素晴らしいの一言でした。

六合駅から島田駅まで3kmほど。歩き始めて程なく島田宿に入りました。
そして、更に進むと旧東海道は大井川に突き当たります。
駿河国もここまで。川の向こうは遠江国です。
大井川の河川敷に降り立つと、陽射しは強いながらも気持ちの良い風が吹いてきます。
昔の旅人はここから川越人足を使って川を渡りますが、現代の旅人は橋を渡ります。




昨日に引き続きJR六合駅からスタートします。





国道一号線から分かれた旧東海道を島田駅方向に歩いて行きます。





島田駅近く、街並みが賑やかになってきました。





すでに島田宿に入っています。





島田の商店街にはこのような絵タイルが敷かれています。





こんな所に井戸水が。
私もいただきましたか、甘くて美味しい水でした。





こちらは、島田宿の問屋場跡です。





島田駅近くの繁華街を抜けて更に進むと大井神社の前を通ります。
ここを通る旅人を守る神様として崇められていたそうです。





続いて大善寺の前を歩きます。
この境内にある鐘は、川止めや川明け知らせる鐘であったそうです。





大井川にやって来ました。
ここには当時の宿や役所の建物が復元、展示されています。





土手沿いにある朝顔の松公園で小休止。
いい風が吹いています。





こんな説明パネルが掲示されています。





大井川の河川敷に出ました。
視界が広いです。
広重の島田宿もこんな風景でしょうか。





アングルを変えてもう一枚。
広重の金谷宿はこんなアングルです。





2枚上に写っている大井川橋を渡り、金谷宿へと向います。





橋の上から撮ってみました。
高所恐怖症の方はクラクラしますよ(笑)





大井川橋を渡り対岸に出ました。ここは遠江国です。





金谷宿にやってきました。





金谷宿の旧東海道を歩いています。





本陣跡の標識が本屋の横に佇んでいました。





こちらはもう一つの本陣跡です。
金谷宿には2つの本陣があったそうです。





一里塚の跡です。
江戸へ53里。ずいぶん歩いてきました。



金谷宿から日坂宿までは山越えの道となるためアップダウンが続きます。
まず金谷峠の金谷坂を歩き、菊川坂、小夜の中山を歩いて日坂宿に至ります。
小夜の中山の坂を登っているときに、京都方向から歩いてくるウオーカーに遭遇。
声を掛けられしばし歓談。聞けば、今日掛川宿を発って藤枝宿まで歩くとか。




コースは上り坂になってきました。
まもなく金谷坂の石畳を歩きます。





金谷坂を歩く前に石畳茶屋でひと休み。





石畳茶屋の中はご覧のとおり休憩所になっています。
時折気持ちの良い風が吹きぬけます。





こちらでかき氷をいただきました。
冷たくて美味しかったですよ。





休憩が終わり、これから金谷坂の石畳を歩きます。





こちらの石畳は、町民の方々が整備をしたそうです。





金谷坂を上るとお茶畑が広がります。





菊川坂の石畳を下り、菊川の里に入ります。





ここは菊川の里。金谷宿と日坂宿の間宿です。
鎌倉時代から続いていると言われています。









急峻な箭置坂を小夜の中山に向けて登っています。
ここから見る牧ノ原のお茶畑は絶景です。
ここで掛川から歩いてきたウオーカーに出会いました。









山内一豊が関が原の合戦に赴く徳川家康を接待した久延寺に到着しました。





小夜の中山には夜泣石伝説があり、広重の日坂宿にも登場します。
久延寺境内に安置されたこの石が夜泣石です。





コースはようやく下り坂になりました。
お茶畑の景色を見ながらのんびり歩きます。





ここが広重の日坂宿の場所と言われています。
当時は、この道の真ん中に夜泣石があったのでしょうか?





小夜の中山を抜け国道1号線を渡り、日坂の宿に到着しました。





日坂宿の本陣跡です。今は幼稚園になっています。





日坂宿の街並みです。
日坂宿は小さな宿場町ですが、当時を偲ぶ建物が保存されています。





日坂宿の旧東海道を歩いています。
こちらは、地域のご努力で昔の建物がよく保存されています。





日坂宿のはずれにある事任(ことのまま)八幡宮に立ち寄りました。
実は、日坂宿で休息するための公園はありませんかとお尋ねしたところ
この八幡宮を紹介してもらったのです。
ここは遠江国の一宮で、ご神木の大杉が立派です。
私は、暑さにやられてしまって、ほとんどグロッキー状態。
こちらの境内で1時間ほど休憩すると体調と戻ってきました。
これから掛川宿に向います。



日坂宿から掛川宿までは約7kmの道程です。
事任八幡宮から旧東海道と重なる国道1号線を一路掛川宿に向います。
ほどなく、国道1号線から旧東海道を歩き、山内一豊が整備した新町の七曲がりを抜けると掛川宿に入ります。
本日のウオークはここまで。
翌朝、掛川城などを見学して帰路につくことにします。




国道1号線を掛川宿に向って歩いています。





旧東海道の街並みを歩いています。
掛川宿まであと少しです。





新町の七曲がりを歩いています。
秋葉常夜灯に明かりが灯っています。





掛川には、静岡の御前崎から信州に塩を運ぶ
「塩の道(秋葉街道)」の標識も整備されています。





掛川宿東番所跡の標識があります。
掛川宿にやって来ました。
今日のウオークはここまでです。





夕食は、掛川名物の鰻で栄養をつけます。
一口に鰻といっても、地域により蒸し方などに違いがあって
好みが分かれると思いますが、
ここの鰻は蒸し加減が絶妙で美味しかったですよ。





翌朝、掛川駅近くを散策しました。
掛川宿の旧東海道は商店街を通ります。





掛川城にやって来ました。





平成6年に再建された天守閣です。
今回のウオークはここまで。
次回は掛川城からスタートします。