東海道五十三次歩き旅5日目 三島宿−吉原宿
2007年5月2日





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 日本橋を発って5日目になりました。
 今まではウオーキング大会で3日間にわたり長距離を歩いたことはありますが、これを超えるウオーキングは今回が初めてです。
 昨日の箱根越えも足腰に異状を感じることもなく、いつもと変わらない調子で快適に歩いていたのですが、今朝になって両太股の内側に強烈な筋肉痛が……イテテ
 箱根越えで足に無理があったのか、連日の疲労が表面化したのかわかりませんが、歩くほどに足の痛みがきつくなってくるので、今日は比較的短い距離を歩くことにしました。

 夜半から早朝にかけて雨が降った三島市内ですが、出発時間にはすっかり上がっています。
 早朝にもかかわらず少し蒸し暑い空気の中を沼津へ出発です。
 沼津宿まで1里半(約6km)。あまり時間をかけずに到着できそうです。




雨上がりの三嶋大社を出発します。
朝霧がかかっていたら、まさしく広重の「三島宿」と同じ風景になりますね。





三島の市街地を一路沼津へ。





三島市内の旧東海道です。
道路の雰囲気が変わってきました。





道沿いには当時の常夜燈が残されています。





宝池寺の一里塚跡です。
当時の一里塚はこんな形をしていたのでしょうか。





途中、旧東海道を離れて八幡神社にお参りしました。





八幡神社には源頼朝・義経が対面したとされる「対面石」があります。





まもなく黄瀬川を渡ります。





黄瀬川を渡り沼津市に入ります。



 沼津市に入るとほどなく左手に流れる狩野川沿いに歩きます。
 ここでコースを変更して狩野川沿いの遊歩道を歩いていると、対岸の河川敷でたくさんの鯉のぼりが泳いでいるのが見えます。
 ウオーク後に宿で見たテレビニュースでは、「こいのぼりフェスティバル」を開催中とのことで、約800匹の鯉のぼりが泳いでいるそうです。
 そして、沼津の市街地を抜け、千本松原が広がる千本浜の海岸線を歩いて次の宿場である原へと向います。




沼津市に入り、狩野川沿いの遊歩道を歩いています。
広重の「沼津宿」はこの辺りの風景なのでしょうか。





沼津宿の川廓通りを歩いています。
この通りは、当時の沼津宿の中心的な場所にあったそうです。





狩野川では、こいのぼりフェスティバルを開催中。
約800匹の鯉のぼりたちが元気に泳いでいました。





沼津の街を原へと歩いて行きます。





千本松原が広がる千本浜に立ち寄りました。
駿河湾が一望できます。





正面に霞んで見えるのは伊豆半島でしょうか?





千本松原は元々防風林等として植えられたものだそうです。
松が同じ方向に傾いている姿に、吹く風の強さを感じます。
今では海岸線に防護壁が設けられていますが、
当時の白砂青松の風景が思い浮かびます。





改めて原を目指して旧東海道を歩いて行きます。





横断歩道に黄色の旗を見つけました。
とても懐かしいです。



 沼津からは、当時は平野だったのだろうかと思われる平坦な道が続きます。
 JR原駅近くでちょうどお昼時。
 食事場所を探してウロウロしていると道沿いにラーメン屋さんを発見。
 そこで食事をしながら、オカミさんからいろいろなお話を伺いました。
 三島を発った頃の曇り空もいつの間にか青空になり、陽射しも強く、暑くなってきました。
 帽子を深く被り、吉原へと歩きます。




JR原駅前に着きました。
ちょうどお昼時。
食事場所を探してウロウロしています。





広重の「原宿」はこの辺かしら?
見渡せど見渡せど富士山は見えません。
この時期は気候の関係で仕方がないそうです。





まっすぐな道を吉原へ歩いています。
暑くなってきました。足も痛い…





富士市に入りました。
こちらを歩いていても海から吹く強い風を感じます。





寄り道して海に出てみました。
風がめちゃくちゃ強いです。
カメラが構えられないほどです。





防護壁の内側に松原が続いています。





間宿 柏原の跡です。





妙法寺に立ち寄りました。
こちらは毘沙門天とだまる市で有名なところだそうです。





見上げると煙突の煙がものすごい角度でたなびいています。
上空の風を強さを感じます。





JR吉原駅に到着しました。
ウオークを終えるには早い時間ですが、
足の筋肉痛が全く改善しないので今日はここまで。
筋肉痛を治して明日も頑張ります。





アフターウオークはウナギの白焼きです。
子母沢寛著「勝海舟」で、山岡鉄舟が駿府の西郷隆盛に談判に行く際、
静岡で鰻の白焼きを注文したところ、
そこの主人が実は江戸の出身で「白焼きとは粋ですね」と感心して、
喜んで注文に応じるというくだりがあります。
以前読んでいたこの小説に感化されて、静岡に来るといつも鰻なんですよね(笑)