2006年11月25日  第1回東海道どまん中ふくろいツーデーウオーク1日目 小笠山軽便コース25km


今回は地元横浜を離れ、泊りがけで静岡県袋井市で開催された第1回東海道どまん中ふくろいツーデーウオークに参加しました。
以前、NHKBSで「街道てくてく旅」という旧東海道を日本橋から京都三條大橋まで歩く番組がありました。
歩くのが好きな私も毎回ビデオにとって帰宅後に見るのがとても楽しみでした。
特に、ご当地を歩いているシーンはとても印象深く、私もぜひ一度歩いてみたいと思っていた矢先の大会で、
矢も盾もたまらずに参加した次第です。

今回は第1回目の記念すべき大会です。
JWA等の公認があるとはいえ、運営側も参加者も歩協臭さのない自治体主体の市民ウォーキング大会という印象で、
中高校生くらいの学生スタッフも頑張っている姿は、市を挙げての大会であることが感じられて、とてもありがたく思いました。
ただ、第1回目ということもあり、運営側の不慣れな点は否めず、今後検討すべき箇所が多々散見された大会でもありましたが、
そんな些細なことを吹き飛ばすくらい楽しいウオーキングを満喫することができました。

今日は1日目。小笠山軽便コース25kmを歩きました。
このコースは、法多山尊永寺、お茶畑、軽便鉄道跡地遊歩道などを巡り、南向きに一周するコースです。
スタート直後は震え上がるような冷たい風が吹いていましたが、好天に恵まれ、袖をめくり汗をカキカキ歩いてまいりました。

〔ウオークデータ〕
名   称 第1回東海道どまん中ふくろいツーデーウオーク
開催期間 2006年11月25日(土)〜2006年11月26日(日)
主  催 袋井市、袋井市スポーツ協会(共催:袋井市教育委員会、JWA、SWA)
主  管 東海道どまん中ふくろいツーデーウオーク実行委員会
コ ー ス 2006年11月25日(土)
小笠山軽便コース25km、法多山おだんごコース18km、かわべの道コース6km
2006年11月26日(日)
秋葉可睡斎コース25km、もみじの油山寺コース16km、東海道どまん中コース8km
歩行年月日 2006年11月25日(土)
ル ー ト 袋井市役所南側芝生広場−原野谷川沿い−愛野公園−法多山尊永寺−(茶畑)−香りの丘茶ピア(CP)−(茶畑)−
龍巣院−浅羽会館(CP)−軽便鉄道跡地遊歩道−原野谷川沿い−どまん中茶屋−袋井市役所南側芝生広場 
小笠山軽便コース25km
歩行形態 自由歩行(法多山尊永寺まで団体歩行)
参加人数     名 
歩行距離 25km
歩行時間 スタート9:25 ゴール14:45 歩行時間 5時間20分(休憩時間含む)
天  候 晴れ





朝7時過ぎに東海道線の袋井駅に到着しました。
駅前にはご覧のノボリが数多く立って、この大会への力の入れ方がうかがえます。
とは言え、受付が8時からなので少し早すぎました。
ここから徒歩10分程度の会場まで散策がてら移動です。





こちらが広重の東海道五十三次の袋井です。
のどかな風景ですが、宿場はきっと賑やかだったのでしょうね。
東海道五十三次の版画には、この保永堂版のほかに行書版や隷書版などがありますが、
保永堂版が絵的に一番しっかりしていると思います。





これより袋井宿。
会場はすぐ隣ですが、あちこち見ながら歩いたため、
ここまで来るのに何分かかったことか(笑)





こちらが主会場の袋井市役所です。
写真では見えませんが左側の芝生広場が会場になります。





歓迎の浅羽太鼓の演奏です。
私もウオーキング大会に参加するようになって
各地の和太鼓演奏を聴くようになりましたが、
太鼓もなかなか良いものですね。
これから歩くぞ、という気持ちが高揚してきます。





会場内のテントで出発準備を整えていると、
あちこちから、これ(ゼッケンのこと)どうするの? どこにつけるの? という声が飛び交っていました。
初めてこのような大会に参加する方もたくさんおられるようです。
そして、出発式が始まりました。
袋井市長に続きご来賓のJWA大内副会長からご挨拶をいただきました。





エイエイオー(^o^)丿





さあ、出発です。





まずは原野谷川沿いの土手道を歩きます。





原野谷川の風景です。
この橋は、増水したときには沈んでしまうのでしょうね。





そして反対側を見ると黄金色の世界が広がっています。





原野谷川の土手道を元気良く歩いています。





原野谷川を渡ると豆乳のご接待がありました。
こちらでは「まるごと豆富」という豆腐が特産品です。
臭みのない美味しい豆乳でした。





お茶畑の横を法多山(はったさん)に向って歩いています。









お土産屋や食堂が建ち並ぶ、法多山の門前を歩いています。





法多山尊永寺に到着しました。
ここで小休止となります。





法多山名物の厄除けだんごのご接待をいただきました。





法多山で見つけた紅葉です。





法多山を発って茶ピアに向かって歩いています。
自由歩行になり、皆さん思い思いの速度で歩いています。





袋井はお茶も特産品。
周囲に広大なお茶畑が広がっています。
こんなに広々とした尾茶畑は初めて見ました。
とても気持ちよく歩いています。





「香りの丘 茶ピア」に到着しました。
こちらはお茶の体験施設ということですが、ただ今、農業祭を開催中。
会場内は出店やイベントなどでとても賑やかです。





茶ピアでチェックを済ませ、豚汁のご接待をいただきました。
ちょうどお昼時。豚汁をいただきながらランチ休憩です。





昼食を済ませ再びお茶畑を見ながら歩き始めました。





途中盲腸コースを歩いて龍巣院というお寺を訪れましたが、法事が行われていたので、
簡単にお参りしてメインコースに戻ってきました。
お茶畑も終わり、左右に田畑が広がる道を歩いています。





浅羽会館前で再びチェックを受けて、飲み物のご接待をいただきました。
ここがコースの南下点のピーク。これからゴールに向って北上します。





こちらでいただいたのがご当地の牛乳です。
ご当地ではかなり有名なメーカーらしいです(当たり前ですね)





こちらは軽便鉄道の線路跡地です。
その昔、ここに静岡鉄道駿遠線が走っていました。
今では遊歩道・自転車道として整備され、
当時を偲ぶオブジェが所々に設置されています。 





こんなオブジェもあります。





この遊歩道を終端まで歩いて行きます。





遊歩道の途中で見つけたマンホールのフタです。
ご当地の特産品のクラウンメロンにひっかけてメローなのでしようか。





こちらは遊歩道にあった当時を偲ぶ絵タイルです。
左側の2フィート6インチとは線路の幅(軌間)で762mmあります。
JR在来線の軌間が1067mmですから、
少しコンパクトな車両が走っていたのですね。





こちらは当時の駅の跡でしようか









袋井駅近くまで戻ってきました。
高南小の立派な銀杏の木が印象的です。





ゴール近く、東海道どまん中茶屋にやって来ました。
ここは「街道てくてく旅」にも登場したところで、ここだけは絶対にはずせません。
ぜひ訪れてみたいという念願がかないました(涙・涙)
この写真、お茶屋さんのスタッフに撮っていただいたのですが、
会話の成り行きでヘンなポーズになってしまいました。
別に屈伸運動をしているわけではないですよ(笑)
そして、ほどなく袋井市役所にゴール。
1日目を無事に完歩しました。





ゴールの後、電車に乗って2駅、宿のある掛川に移動しました。
なぜ掛川かというと、ここはNHK大河ドラマ「功名が辻」の山内一豊が治めた土地。
せっかくの機会なので、掛川城やこちらの旧東海道も見てみたいと思ったからです。
掛川に移動した時間が遅かったので散策は明朝に行うこととして、何はともあれ夕食です。
夕食は名物のウナギ。これも食べたかったのです。
子母沢寛著「勝海舟」の中で、山岡鉄舟が駿府の官軍参謀・西郷隆盛へ談判に行く途中、
静岡で朝食にウナギを焼かせて大酒を飲むくだりがあります。
物語の中とはいえ、なんとも豪気ではありませんか。
そんな山岡にあやかって私もウナギで栄養をつけることにしました。
デザートにメロンが付くところなどご当地らしいですね。
ウナギを注文して約40分。
時間がかかっているので、きちんと割き→蒸し→焼きをやっているのかな? 
ワクワク、ドキドキ
と思っているところに出て来たのがこれ。
ふっくらしていて実に美味しかったですよ。
(実は次の日の昼食もここでウナギを食べました)