2006年8月27日(日) 巣雲山ウオーク(プライベート)


今日は、静岡県伊東市にある巣雲山に登ってまいりました。
巣雲山には山頂に通じる2本のハイキングコースが整備されており、
JR伊東線宇佐美駅がハイキングコース入口の最寄り駅になります。
実は、巣雲山には昨年5月にも登ったのですが、時間切れで引き返してきたことがあり、今回はその再挑戦です。
巣雲山の標高は580m。山としてはあまり高くはありませんが、ウオークとして登るには十分な高さです。
昼なお暗い木立を抜けて目の前に広がる山頂からのパノラマは圧巻です。
今回はプライベートなので、進行を気にすることもなく、のんびりゆっくり歩いてまいりました。






ここは、今回のウオークのスタート&ゴール地点であるJR伊東線宇佐美駅です。
ただ今の天気は曇り。早朝に雨が少し降ったようですが大丈夫そうです。
それでは行ってきます。





駅前にこんな看板が…
巣雲山のハイキングコースには、峰コースと阿原田コースの2本があります。
公式マップの逆になりますが、往路を峰コース、復路を阿原田コースで歩きます。





踏み切りを渡って山へと歩いて行きます。





途中、黄花コスモスに出会いました。
たくさん咲いていたのですが、一輪だけアップで。





ウオークに際して、峰ルートの入口近くにある円応寺にお参りします。
このお寺には、こちらへの出張の合間にもよく訪れます。





円応寺から坂を少し登ると花岳院の前を通ります。





百日紅の花がきれいです。





いつ作られたものでしょうか。
歴史を感じる案内看板を見つけました。





まだ青々としていますが柿が実っています。





山に近づくにつれて緑が多くなってきました。
そんな緑の中に馬頭観音が安置されています。





これは玉紫陽花です。薄紫色の小振りな紫陽花です。





竹林に囲まれた道を歩いて行きます。






仙人草の花がいたる所で咲いていました。





こちらは山牛蒡です。
雑草から畑の作物までさまざまな植物があって目が離せません。





トコトコと歩いて高度が上がってきました。
ただ今、周囲にみかん畑が広がる道を歩いています。





ゆるやかな上り坂を歩いています。





こんな看板を見つけました。
左右どちらもオーケーみたいですが、私は右に進むことにします。





はてな? きれいにぶらさがっているこの実は何でしょうか。





これは臭木の花です。





ずいぶん登ってきました。
宇佐美の海が見えます。





ある畑の片隅に咲いていた生姜の花です。
オレンジ花のジンジャーは園芸種といわれいますので、食用になるか謎です。





お待たせしました。伊豆といえばミカンです。
未だ青々としたミカンですが、しっかり実っています。





これは何でしょうか?
ピーマンが木になっているみたいです(笑)





視界が広くなりました。
宇佐美の街並みが望めます。





山芋の花も咲いています。
この蔓をたどると美味しい山芋に出会えるかな。





沿道の緑が深くなってきました。
まもなく山道に到着します。





宇佐美駅を発って約1時間半。
ここまで長いアプローチを歩いて山道の入口に到着しました。
ここから先はオフロードになります。
怪我をしないように気を引き締めて歩きましょう。





山頂への山道は昼なお暗い木立の中にあります。





道幅が狭いので、気を抜くと転落しそうです。





小さな沢を渡ります。





沢に落ちる小さな滝を見ながら坂を登ります。





ちょっとした急勾配もご愛嬌。
ここで飛ばしすぎると後々へたばりますからのんびり登ります。





山道を進むにつれ、だんだんと木が多くなってきました。
これだけ木が密集すると太陽光が届かないので地表に草が生えませんね。





森の中はとても静かです。

静か…?

そうなんです。
ここでは先ほどまで聞こえていた蝉や鳥の鳴き声が全く聞こえません。
風が渡る音もしない、とても静かな森の中にいます。





行者の滝に到着しました。
前回はここで引き返したのですが、今日は大丈夫です。





ハイキングコースは一度伊豆スカイラインに出ます。
ここから巣雲山の山頂まであと少しです。





歩き始めて2時間半。巣雲山山頂に到着しました。
正面の建物は展望台です。
肌寒いくらい涼しい風が吹き抜けていきます。
気持ちいい〜





展望台から望む伊豆の風景です。今、西側を見ています。
山の向こうは西伊豆、駿河湾。
そして天気が良ければ富士山も見えます。





こちらは東側です。
正面の海は宇佐美湾、相模灘になります。





今日の装備品です。
デジタル一眼に交換レンズ、水や着替え、雨具など結構な重装備になりました。





それでは下山します。
下山では阿原田コースを歩くことにします。





ウオーク早々急勾配を下ります。





緑の中を歩いています。





木の枝が真横に伸びてから上に伸びています。
まるで枝でできた椅子のようですね。
こちらでは、このような木を「巣雲の椅子」と呼ぶそうです。





両側や頭上にも草木が生い茂って、緑のトンネルのようです。





緑の切れ目から宇佐美の街と海が見えます。





これは「巣雲の大石」です。
その昔、伊豆地方はこのような石の産地であったそうです。
江戸城の石垣に使われた石の多くが宇佐美をはじめ伊豆で産出されたものとか。
この大石もそんな石たちの仲間なのでしょうか。





コースは再び伊豆スカイラインに出ます。
ここに車を止めて巣雲山に登るハイカーもいるようです。





さらに下っていきます。





細い木を渡しただけの橋を歩きます。
実は、この木がしなるのです。
一本だけに体重がかからないように慎重に歩きます。













ここにどんな経緯があったのかわかりませんが、
妙に古い看板を見つけました。





山道も終わり舗装道路に出ました。





みかん畑の向こう側に伊豆の海が見えます。





みかん畑の道を歩いています。





あれれ?
突然大きな道に出ました。





こちらが阿原田コースの上り口になります。





宇佐美駅近くに戻ってきました。
ちょっと海まで足を延ばしてみたいと思います。





夏の終わり、夕暮れ近くの海は人もまばら。
ちょっと物悲しい気持ちになります。









宇佐美の回る寿司屋で夕食です。
伊豆に来たらやっぱり金目鯛ですね。





宇佐美駅に戻ってきました。
巣雲山ウオークも無事に終わり、これから横浜に帰ります。

最後までご覧いただきましてありがとうございましたm(__)m